2017年2月25日土曜日

化学史辞典3/17発行予定に延期

世界初の化学史の辞典、「化学史辞典」。
私も一部、執筆させていただいていることもあって、発行を心待ちにしています。
2017年1月末発行予定だったのが、2月14日になり、
そして、今日ホームページを確認したら、3月17日になっていました。
 https://www.kagakudojin.co.jp/book/b252437.html
化学の歴史、早く読みたいです。
調べものをするときも、とっても便利そうです。
まだかな~。

2016年12月23日「化学史事典の発行が決まりました!」のブログ
 http://takegawayukiko-blog.blogspot.jp/2016/12/blog-post_23.html

2017年2月24日金曜日

2月の英語解説

近年、外国からのお客様も増えてきていることから、
私たち学芸員は(主任学芸員以上は)、毎月3点以上の展示や資料などに英語解説を付けるお約束になっています。
今月わたしは、
Carbon fiber(炭素繊維)
Koinobori, carp streamer(こいのぼり)
Hollow fiber membranes for artificial kidneys(人工腎臓用中空糸膜)
に英語解説を付けてきました。

当館の化学フロアは日本最大級。
外国の方にも、ぜひ有意義な時間を過ごしていただきたいなと思い、コツコツですががんばっています。

2017年2月16日木曜日

絵本のちから

2/12(日)にキッズプラザ大阪で開催された「絵本ライブ」を見学させていただきました。
 http://www.kidsplaza.or.jp/pdf/161120_ehon.pdf

会場は、小さな子ども連れの家族でいっぱいでした。
大阪出身の絵本作家、長谷川義史さんと、ピアニストの大友剛さんが登場。
1時間のイベントの中で、絵本を朗読があったり、音楽と朗読のコラボがあったり。

絵本は、ここ数年もっぱら「読む」担当なのですが、
絵本って、大人が読んでもらっても、こんなに楽しいものなのか!と驚きました。
絵本を読んでもらったのなんて、何年ぶり(何十年ぶり)だったんだろう。
そりゃ、子どもは「よんで」「よんで」「よんで」…言いますね。

そして、「伝える」手段としての絵本が持つチカラに気づきました。
このチカラ、
子どもだけでなく大人にも通用するし、
なんと言っても楽しいし(メッセージが少々難しかったとしても)。

「ねこのピート」の朗読&音楽が、頭の中でくるくるしながら、
私にも絵本のチカラを貸してもらえたらな~と思いながら帰ってきました。

2017年2月14日火曜日

3才児からの3つの質問

家にいる3才児、毎日いろいろな疑問をぶつけてきます。
今年になって(まだ2ヶ月たっていませんが)、答えるのが難しかったベスト3がこちら。
質問1「おすもうさんは、どうしてはだかんぼなの?」
   (初場所のニュースを見ていたとき)
質問2「あおときいろがまざると、どうしてみどりなの」?
   (ぬりえをしていたとき)
質問3「ねこのみみは、どうしてうえにあるの?●●ちゃんのみみはよこにあるやんか」
   (「ねこのピート」の絵本を読んでいたとき)

子どもの疑問にはできるだけ真摯に答えよう!と思っていたのですが、
質問2の頃から、「どうしてだと思う?」と質問返ししてみることにしました。

 質問2の3才のこたえ「あおときいろがまざったからやで」
 質問3の3才のこたえ「わからへーん」

小さな子どもの疑問に答える、ことについて考えるとき、いつも、
高校のとき、保育士を目指していた友だちの話を思い出します。
「保育士の試験では、空に虹ができるのは、妖精がいろいろな色でお空にお絵かきしたからよって答えるねん」
この答え方が、その試験で正しいとされているかは、今でも私にはわかりません。
でも、科学の道に進み、仕事や家で小さな子どもと関わるようになった今、
もっといい答え方がありそうな気がするのです。
3才は、ふと疑問に思っただけで、本当の答えを知りたいわけではないのかもしれません。
でも、せっかく言葉になった疑問。
疑問を持つことはとっても大切だと思うし、
だからと言って、大人がすぐに答えを言うのも、どうなのかなあと思ったりして。

 質問1の41才のこたえ「よく見たら、パンツみたいなの、はいてるで」
 質問2の41才のこたえ「ほかのいろ、まぜてみたらどうなるんかな?」
 質問3の41才のこたえ「うえのほうにあると、何かいいことあるのかなあ?」
・・・と会話を続けてみよう、ということにしてみました。
今のところ。

2017年2月9日「幼児期のかがくあそび」のブログ
 http://takegawayukiko-blog.blogspot.jp/2017/02/blog-post_9.html
2016年12月11日「「じしゃくであそぼう」楽しい1日でした」のブログ
 http://takegawayukiko-blog.blogspot.jp/2016/12/blog-post_11.html

2017年2月11日土曜日

FM大阪の放送が聴けます

水曜日、FM大阪に生出演させていただきました。
DJの赤松さんと⬇︎
その時の放送が、FM大阪のホームページから聴けるそうです。
  http://www.fmosaka.net/_ct/17039037
聞き逃しちゃったと言ってくださる方、
よかったらアクセスしてみてください。
聴ける期間に限りがあるそうなので、
とうぞお早めに。
トークは8分くらいです。

赤松さんも、食べられる天然プラスチックをつくるラックカイガラムシを初めて聞いたということで、
放送前の軽い打ち合わせのときから、
ドン引きでした笑。
ラジオはみてもらうことができないので、この小さな虫のことがきちんと伝えられたか、ちょっと心配なのですが…
赤松さんが「小さいダニみたいな」って説明してくれので、助かりました。
…もちろんダニではありません笑。

興味を持ってくださったら、科学館の展示を見にいらしてくださいね。

2017年2月7日「2/8(水)FM大阪に出演します」のブログ
 http://takegawayukiko-blog.blogspot.jp/2017/02/28.html

2017年2月10日金曜日

国際花火シンポジウムの発表テーマ公開

国際花火シンポジウムの、発表テーマが公開されています。
 http://www.isfireworks.com/presentations.shtml#list
暫定版ということですが、たくさん、聴いてみたい発表があってわくわくします。
私の発表も、見つけました(白で囲ったところ)。
この写真では小さすぎてわかりませんが、
 Enjoying Fireworks from Chemical and Educational Viewpoint
って書いてあります。
これが私の発表です。
発表スケジュールは、もう少ししたら決まるそうです。
楽しみに待ちたいと思います。

2017年2月9日木曜日

幼児期のかがくあそび

今日は、中之島科学研究所のコロキウムで、「科学館における幼児期の科学教育の実践的研究」について発表させていただきました。
今年度は助成金をいただいて取り組んできたこの研究について、
幼児期のかがくあそびが大切であるという幼児教育的な背景、
幼児期の適切な介入が、本人や社会を豊かにする経済学的な背景、
を踏まえた実践研究、2-4才を対象にしたワークショップ「じしゃくであそぼう」を紹介させていただきました。
寒くて雨も降る中、聴きに来てくださったみなさま、ありがとうございました。
質疑応答も活発にしていただいて、興味を持ってくださっている方、応援してくださる方がたくさんいるんだと思い、とても心強く思いました。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

2017年2月7日火曜日

2/8(水) FM大阪に出演します

2/8、水曜日の14時頃、FM大阪に生出演させていただきます!
お話しのテーマは・・・
「虫がつくるプラスチック」です。
ぜひ、ラジオの前にお集まりください~♪

■放送日時  2月8日(水) 14:00頃~
■放送局  FM大阪(85.1MHz)
■番組名  「LOVE FLAP」
■内容  【Science FLAP】コーナーで「虫が作るプラスチックについて」

2016年11月5日「ラマニ博士にご来館いただきました」のブログ
 http://takegawayukiko-blog.blogspot.jp/2016/11/blog-post.html
2017年1月13日「虫で染めるワークショップ参加者募集!」のブログ
 http://takegawayukiko-blog.blogspot.jp/2017/01/blog-post_13.html

2017年2月4日土曜日

古池さんが遊びにきてくれました

古池さん。
科学デモンストレーター研修講座の2期生です。
私が研修担当になった最初の研修生のひとりです。
久しぶりに会いにきてくれました。
今日、活動中のデモストさんも1期生と2期生で、偶然の再会で
記念撮影をパチリ(ちなみに今年度は9期生が研修中です)

2012年3月、東京で学会があったときに、
私の発表を予稿集で見つけたと言って、広い会場の中、わざわざ見にきてくれた、
あのときの再会も嬉しかったですが、今日も。
ご縁のあった方が、こうして立派になって、顔を見せてくれたとき、長くひとつの仕事でいて良かったなと思える瞬間でもあります。

ご縁のあったみなさま、ぜひ、ときどき科学館に遊びにきてくださいね。
お待ちしています!

2017年2月2日木曜日

将来が楽しみな高校生たち

今年度も大阪府立の高校のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の運営指導委員をさせてもらっています。
SSHについては、科学技術振興機構(JST)のホームページを参照してください。
  https://ssh.jst.go.jp/

今日は、成果発表会と委員会に出席してきました。
私は、化学系の研究発表の会場で、7つの発表を聞かせてもらいました。
どれも、高校生らしい着眼点で、がんばって実験したんだなあという発表でした。
高校生は日々、勉強やクラブ活動で忙しいのに。
しかも、発表は英語!
みなさんには、心から敬意を表したいと思います。

私が高校生のときなんて、こんな探求活動もしていなかったし(機会もなかったですし)、英語でプレゼン…考えたこともなかったです。

毎回、高校生のみなさんの発表を聞かせてもらうたびに、
私もがんばらなきゃ!と思ったり、
今後の化学の世界が楽しみ!と思うのです。

これから化学の世界に進んでも進まなくても、
疑問を持って、
解決したい!という熱意を持って、
客観的に論理的に事実を見つめた、
こうした経験を、ずっと大切にしてもらいたいです、
と講評にてみなさんにお伝えさせていただきました。

一緒に発表を聞いた、ゲストのイスラムさん(バングラデシュからの留学生で、バイオケミストリーを研究している大学院生さん)とも、発表についてやバングラデシュのお話で、楽しい時間を過ごさせていただきました。
バングラデシュには、それはそれは美しい、世界一長い天然のビーチと、世界一広いマングローブの森があるんですって。
 …ちなみに、ビーチは冬がおすすめで、マングローブ(の奥)には野生のトラがいるそうです。
私もいつか訪れてみたいです。
イスラムさんには、近く科学館を訪れてくださいねとお約束しました。

これからもいろいろ楽しみです。