2016年10月2日日曜日

かたいからしずむ・・・

今年度は助成金もいただいて、幼児期の科学教育について取り組んでいます。
日々の身近な研究対象は、3才2ヶ月になった娘。

お風呂で遊ぶのが好きで、長風呂が困っちゃうくらいです。

さらに、この夏に遊びに行った川で拝借してきた「石」が、なかなかの遊び相手。
濡れたら色が変わる、とか、いろいろな発見を娘にさせてくれました。
きのうは、洗面器に石を入れたり、スーパーボールを入れたり、お湯を入れたり、あそんでいました。

そこで・・・、
 私:「いしは、ぜんぶ、しずんでるなあ」 と感想を言ってみました。
 娘:「いしは、かたいからな。」
 私:「そっかー。」 (もっともらしい答えを言われて、そのことにちょっと驚き)
 娘:「このぼーるは、ちょっとかたくないやろ。」
 私:「うん。ちょっとかたくないね」

次に、近くにあったプラスチック製の空ボトルを洗面器に投入・・・

 娘:「かたいのに、ういたわ。」
 私:「かたいのに、ういたね。」

 娘:「・・・・・」

 娘:「ここ(ひざ)は、かたいね。」
   「ここ(ひじ)も、かたいね。」
   「おなかは、やわらかいで。」
・・・と、かたいもの、やわらかいものさがし、に変わっていきました。

せっかく自分なりの理屈を思いついたのに、あっさり、通用しなくなってしまって、ちょっと気の毒でした。

自由に、没頭するほど遊ぶ中で、いろいろためしてみたり、何かに気付いたり、規則性を見つけたり(別に科学でなくてもよくて)、そうした経験が、科学する心のタネ蒔きで、やがて芽を出していく、ということは、幼児期の科学教育の基礎的な考え方です。

早く寝てほしいし、風邪ひいたら困るし、やることまだまだあるし、と大人の都合はありますが、できるだけ、いっしょにあそびたいと思います。

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